現在、農業日誌アプリ「AgriMore(アグリモア)」を開発しています。
AgriMoreは、農作業の記録、売上、経費、栽培履歴などをまとめて管理できるようにするためのWebアプリです。
農業では、日々の作業がとても多くあります。定植、灌水、追肥、防除、収穫、出荷、資材の購入、売上の確認など、ひとつひとつは小さな作業でも、積み重なると管理する情報はかなりの量になります。
そうした情報を紙のノートや記憶だけで管理していると、あとから振り返ったときに「いつ何をしたのか」「どのくらい経費がかかったのか」「売上に対して利益は出ているのか」が分かりにくくなります。
AgriMoreは、そうした農業の記録を少しでも分かりやすく整理し、日々の作業や経営判断に役立てることを目指して開発しているアプリです。
AgriMoreとは
AgriMoreは、農家や家庭菜園、農業を始めたばかりの方でも使いやすい農業日誌アプリを目指しています。
主な目的は、農業に関する情報をひとつの場所にまとめることです。
- 作業日誌の記録
- 作物ごとの栽培記録
- 圃場ごとの管理
- 売上の記録
- 経費の記録
- 収支の確認
- 過去の作業の振り返り
農業は、天候や気温、土の状態、病害虫、資材費、販売価格など、多くの要素に影響されます。そのため、毎年同じように作っているつもりでも、結果が大きく変わることがあります。
だからこそ、日々の記録を残しておくことが大切です。
「今年はいつ定植したのか」「いつ追肥したのか」「どの時期に収穫量が増えたのか」「経費はどこに多くかかったのか」などを振り返ることで、翌年以降の改善につなげることができます。
なぜ農業日誌アプリを作ろうと思ったのか
AgriMoreを作ろうと思った理由は、自分自身が農業に取り組む中で、記録の重要性を強く感じたからです。
農業をしていると、作業そのものに追われてしまい、記録は後回しになりがちです。
朝から畑に出て、苗の状態を確認し、水をやり、草を見て、支柱を立て、資材を運び、天気予報を確認する。そうしているうちに一日が終わり、「今日何をどこまでやったか」を細かく残す余裕がなくなることもあります。
しかし、記録を残していないと、あとから判断に迷います。
たとえば、灌水をした日、追肥をした日、防除をした日、収穫量が増えた時期、資材費がかさんだタイミングなどは、農業経営を考えるうえで大切な情報です。
感覚だけで判断するのではなく、記録を見ながら改善できるようにしたい。その思いから、AgriMoreの開発を始めました。
作業・売上・経費をまとめて管理する意味
農業では、作業記録だけでなく、売上や経費の管理も重要です。
収穫量が多くても、資材費や燃料代、農薬代、肥料代、出荷資材などの経費が大きければ、思ったほど利益が残らないこともあります。
逆に、売上が大きく見えなくても、経費を抑えて効率よく運営できていれば、経営としては安定する場合もあります。
そのため、農業では「どれだけ売れたか」だけでなく、「どれだけ費用がかかったか」「どの作物で利益が出ているか」「どの作業に時間やお金がかかっているか」を見ることが大切です。
AgriMoreでは、作業日誌と売上・経費の記録を分けて考えるのではなく、農業経営全体を見える化できるようにしていきたいと考えています。
AgriMoreでできるようにしたいこと
AgriMoreでは、まず基本的な農業記録をしっかり残せるようにすることを目指しています。
たとえば、次のような機能です。
- 日々の作業内容を記録する
- 作物ごとに栽培状況を管理する
- 圃場ごとの記録を残す
- 売上を入力して集計する
- 経費を入力して集計する
- 月ごと・作物ごとの収支を確認する
- 過去の記録を検索・振り返りできるようにする
記録すること自体が面倒になってしまうと、アプリは続きません。
そのため、AgriMoreでは「できるだけシンプルに入力できること」「あとから見返しやすいこと」「農業の現場で使いやすいこと」を大切にしていきます。
将来的にはAIによる分析機能も目指しています
AgriMoreでは、将来的にAIを活用した分析機能も取り入れたいと考えています。
たとえば、入力された売上や経費、作業記録をもとに、AIが現在の状況を自動で分析し、改善につながるアドバイスを出すような機能です。
「この時期は経費が増えています」「この作物は売上に対して利益率が低くなっています」「作業記録を見ると、灌水や追肥のタイミングを見直せるかもしれません」といった形で、数字や記録をもとに気づきを得られるようにしたいと考えています。
もちろん、農業は自然相手の仕事なので、数字だけですべてを判断できるわけではありません。
それでも、記録を整理し、AIの力も借りながら振り返ることで、経験や勘に加えて、より客観的な判断ができるようになると考えています。
小規模農家でも使いやすいアプリを目指して
AgriMoreは、大規模な農業法人だけではなく、小規模農家や新しく農業を始めた方にも使いやすいアプリにしていきたいと考えています。
農業の記録管理というと、難しいシステムや専門的なソフトを想像するかもしれません。
しかし、本当に大切なのは、毎日の作業を無理なく残せることです。
高機能すぎて使いにくいものよりも、必要なことをシンプルに記録できて、あとから役に立つもの。そのようなアプリを目指しています。
農業は、日々の積み重ねが大きな結果につながる仕事です。だからこそ、記録もまた、未来の自分を助ける大切な道具になると感じています。
開発状況について
AgriMoreは現在、開発中のWebアプリです。
作業日誌、作物や圃場の管理、売上・経費の記録、集計機能などを少しずつ整えながら、実際の農業現場で使いやすい形を目指して改善を進めています。
まだ完成形ではありませんが、実際に農業に取り組みながら開発しているからこそ、現場で感じる不便さや必要な機能を反映しやすいと考えています。
このサイトでは、AgriMoreの開発状況や、農業記録に関する考え方、実際に農業をしながら感じたことなども発信していく予定です。
農業をもっと分かりやすく、続けやすく
AgriMoreを通して実現したいのは、農業をもっと分かりやすく、続けやすくすることです。
農業には、経験や感覚が大切な場面がたくさんあります。
一方で、作業記録、売上、経費、栽培履歴などを整理することで、見えてくることもあります。
記録を残すことで、去年との違いに気づける。数字を見ることで、経営の改善点が見えてくる。振り返ることで、次の判断がしやすくなる。
AgriMoreは、そうした農業の積み重ねを支える道具になれるよう、少しずつ開発を進めていきます。
まだ小さな一歩ですが、農業とITをつなぎ、現場で本当に役立つアプリを目指して育てていきます。

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